不遇なフグ

どうしてこんな

2019年4月19日

2019年4月19日 

 

大学に入学してもうすぐ2週間が経つ頃 

授業も始まった 少し前に入部届を出した もうどこにも戻れなくなってしまった  

編入ことを調べてもどうしようもなくなってしまったのでやめた ここで4年間過ごします ってね   

 

4月19日は金曜日。1、3、5限授業のちょっとめんどくさい日 

かつ入部して初めての"自主練日"まぁ…一応休みという感じ(数人は来ている)

あまりにも辛かったので自主練習には行かなかった 5限目が終わったから帰る 

 

自主練習にどれくらい人が来ているのか、本当は強制的な練習かどうかなんて何も分からなかったから、電車に乗りながら「本当に帰って良かったのかな…」と心臓をバクバクさせていた

 

途中で「やっぱり引き返すか!?」と思っていたけれど、そのまま帰ることにして最寄り駅に着いた 

 

最寄り駅から出た後は音楽を聴いていた 高校の最後の本番で演奏した曲 

最後の本番、本来はでっかい大会になるはずだったんだけど、私らの代はそこまで進めなくて、近所のお祭りが最後の本番になってしまった

悔しいし実感もなかったけれど、楽しく終われることが少しだけ嬉しかった 

 

音楽を聴きながら歩いていたら、お好み焼き屋さんの前を通った 

無理だった 完全にあの時  

小学校のグラウンドで演奏した記憶 出店からのソースの匂い それでしかなかった 

涙が溢れてどうしようもなかった 辛い 苦しい

人通りは少しあったけれど、気にする余裕もなく咽び泣いた 

落ち着くまでひたすら遠回りしながらずっとずっと泣いていた 

 

 

 

あの頃からもうすでにおしまいでした まだ気付き切れなかっただけで

初めから全部終わってたんです